【Hearthstone】フォーマットローテーション間近!今回でスタン落ちする主要カードを復習しよう!【殿堂入り、ドルイド、ハンター、メイジ】
さて、かれこれハースストーンを1ヶ月ほどさぼっている私ですが皆様いかがお過ごしでしょうか。直近2年間にリリースされたカード+クラシック、基本カードのみが使用できる「スタンダード」フォーマットのローテーションが近づき、次年がドラゴン年として定められその幕開けとなる新拡張「爆誕!悪党同盟」が発表されました。新カードも続々発表されています。毎度のことながら私はメイジとシャーマンが好きなので、その辺のカードには特に注目しています。
今回はドラゴン年以降スタンダードで使用できなくなる「大魔境ウンゴロ」「凍てつく玉座の騎士団」「コボルトと秘宝の迷宮」及びクラシックパックの中からスタンダードで使用できなくなる「栄誉の殿堂入り」カードより、よく使われていたカードを復習しどんなデッキが影響を受けるのかをまとめていきたいと思います。
今回は「殿堂入り」「ドルイド」「ハンター」「メイジ」です。
殿堂入り
ゲン・グレイメイン
月を食らうもの バク
影響するデッキ:奇数・偶数 全て
本来であれば殿堂入りはクラシックパックからですが、拡張パックから殿堂入りが発表されました。2年のスタンダード期間を経るはずのカードが1年でスタン落ちです。
理由としては効果があまりにも強すぎてワタリガラス年の環境がほぼ奇数・偶数で固定化されてしまったということですね。カード採用の幅は広がりましたが、デッキ採用の幅ががっつし狭まってしまいました。効果が効果だけにナーフすることも難しく、使用不可の判断を下さざるを得なかったということですね。
これにより、奇数・偶数デッキはスタンダード環境から姿を消します。ワタリガラス年で猛威を振るった奇数・偶数パラディン、偶数ウォーロック、奇数ウォリアー、奇数メイジはもし残っていればドラゴン年でも通用する可能性はありましたが、それも幻と消えましたね。
これに伴い、「ヨドミノヒバナウナギ」「きらめく蛾」「黒猫」「昏き牡鹿」も合わせて殿堂入りです。
ドゥームガード(ウォーロック)
影響するデッキ:ズー(アグロウォーロック)
ウォーロックのクラスカード「ドゥームガード」が殿堂入り。主にアグロタイプのウォーロックデッキで長らく愛用されてきました。今後のハースストーンは手札からのバーストダメージを抑える方針を取るようで、代表的なカードであるドゥームカードが落とされるようです。
神聖なる恩寵(パラディン)
影響するデッキ:アグロ系パラディン
コスト対効果が高い強力なドローカード。マーロックパラディンをはじめとする、激しい手札消費と引き換えに凄まじい爆発力を発揮するアグロ系パラディンの弱点をカバーしてきたカード。デフレを目指すハースストーンにおいてリソースが補充できるアグロはそれ自体が危険との判断でしょうか。
自然への回帰(ドルイド)
影響するデッキ:ドルイド全般
最近ではほぼ全てのドルイドデッキで採用されてきたカード。大型の除去が苦手だったドルイドの弱点を補強しうる強力なカードでしたが、このゲームにおいて相手にドロー2枚を与えるのは大きなデメリットでした。しかし、盤面のテンポ合戦が軽視されてきた昨今のインフレによってこのカードの存在はドルイドを万能クラスへと押し上げてしまいました。
まあ、正直ここまでするなら繁茂・滋養Wナーフなくてもよかったんじゃないかと思います。主犯のマンモス産カード落ちるし。せめてどっちか片方だったのでは。
スタン落ちドルイド編
大魔境ウンゴロ
ジャングルの巨獣たち
クエストが落ちる今回、たまーに環境にいたクエストドルイドがデッキタイプごとスタン落ちです。いろんなコンボが開発されたおもひで。
動き回るマナ
影響するデッキ:アグロドルイド
自分のマナをトークンに変身させる呪文。最少でも5マナで2/2を5体展開できる破格の性能。バウンスや変身に弱いものの、アグロドルイドのキーカードとして長く愛用されてきました。
ティランタス
影響するデッキ:???
どちらかというとデッキ外から引っ張りたいカードでした。進化や性悪から出てきたら大当たりでしたね。ティランタス♪
凍てつく玉座の騎士団
クリプトロード
優秀な壁役としてアグロでミニオンを守ったりトークン生成でサイズアップしたりと、縁の下の力持ちとしてドルイドを支えてきました。
広がりゆく虫害
影響するデッキ:ドルイド全般
※現在は6コスト
長らくハースプレイヤーを苦しめ、ドルイドにヘイトを向けた厄介なカードもめでたくスタン落ち。横並べデッキの人権をもれなく奪っていった悪いカードでした。
究極の侵蝕
影響するデッキ:ドルイド全般
虫害と並んでドルイドが嫌われる要因になった1枚。ドルイドが苦手としていたリソース補充に有り余るおまけがついた超万能カード。主にコンボデッキが強くなりすぎましたね。
魔蝕の病霜マルフュリオン
影響するデッキ:ドルイド全般
DKも今回でスタン落ち。攻防一体のヒロパがそのまま強化され無難に強いカードでした。
ハドロノックス
影響するデッキ:挑発ドルイド
登場直後は注目されなかったですが、ワタリガラス年に入ってから挑発ドルイドが一線級になり大活躍でした。魔女の刻の追加が大きかったですね。リッチキング何回出てくんねん。
コボルトと秘宝の迷宮
ジャスパーの小呪文石
影響するデッキ:ドルイド全般
アップグレード条件も簡単で非常にコスパの良い除去呪文でした。本来除去が苦手なドルイドがむしろ除去が強いクラスになりました。コボルトパックでドルイドの弱点がほぼなくなりましたからね。
世界樹の小枝
影響するデッキ:コンボ系ドルイド
発動タイミングをしっかり見極めることで1ターンに実質20マナ使えるぶっとびカード。ドルイドのソリティアゲーが本格的になったのはこいつのせい。ただ面白コンボが多数開発されたのもいい思い出です。
枝分かれの道
影響するデッキ:ドルイド全般
シンプルに強い。状況に合わせてなんでもできるし、それぞれの効果がちゃんとコスト相応だし、文句なし。採用されないデッキの方が少なかったですね(性悪くらい?)
樫の召喚
影響するデッキ:ドルイド全般
デッキ圧縮、防衛を両立できる地味な強カード。構築次第で確定サーチにできるのも強い。
ハンター編
大魔境ウンゴロ
コンゴウインコ
影響するデッキ:ミッドレンジハンター
ミニオンを置きつつ手札を補充できる小回りの利くカード。獣ミニオンを強化して戦うミッドレンジハンターでよく採用されていました。コンゴウインコからコンゴウインコが来るのはあるある。
放電レイザーモー
影響するデッキ:ミッドレンジハンター
ミッドレンジハンターの序盤を支える強力なカード。2コスト水準のスタッツを持ちつつ適応を与える強力な効果。1ターン目に獣を出せれば序盤から強力な盤面を作れるミドハンのキーカードもついにスタン落ちです。
テラースケイルの追跡者
影響するデッキ:断末魔ハンター
ワタリガラス年にて猛威を振るった断末魔ハンターのコンボパーツの1つがスタン落ちです。ヨワサユエニオマエハスィヌ。
凍てつく玉座の騎士団
死にまね
影響するデッキ:断末魔ハンター
こちらも断末魔ハンターのコンボパーツ。キューブとのコンボが凶悪でしたね。
毒牙の罠
影響するデッキ:秘策ハンター、スペルハンター
迂闊にミニオンを処理してしまうと猛毒で反撃される厄介な秘策。コボルトパック以降の秘策ギミック強化の波を受けてよく見るカードになりました。
サメグマ
影響するデッキ:ミッドレンジハンター
バニラ相応のスタッツを持ちながら呪文の対象にならない強力なミニオン。獣なので強化を重ねられると非常に厄介でした。
縫い目の追跡者
影響するデッキ:断末魔ハンター
デッキのミニオンをコピーして手札に加えるリソース補充要因。コンボパーツのサーチ兼増殖パーツとして重宝されました。
死線の追跡者レクサー
影響するデッキ:ハンター全般
獣ミニオンを永遠に作り続ける無限リソース要因。あれだけ不遇路線を進んでいたハンターがついにヘイトの対象になった原因の1枚でしたね。これでも出た当初はあまり注目されてなかったんです。騎士団環境、どんだけ魔境だったんだか。
コボルトと秘宝の迷宮
キャンドルショット
影響するデッキ:ハンター全般
一見地味ですが、ミニオン処理にダメージを負う必要がなくなります。ヤバいです。これが来季も残るなんてことがあったら発狂してました。
ワンダリングモンスター
影響するデッキ:秘策ハンター、スペルハンター
発動タイミングが相手に委ねられ、ケアされやすいものの、2コスで3コスのミニオンを出した上にダメージを吸ってくれる超優秀秘策。3コスは優秀なミニオンが多くハズレが少ないため、下水あさり(1/1)が出てくれるのをいつも祈っていました。
側面攻撃
影響するデッキ:ハンター全般
除去と展開を兼ね備えた強力な呪文。コスト対効果が高く様々なデッキで愛用されました。
エメラルドの小呪文石
影響するデッキ:秘策ハンター、スペルハンター
呪文石シリーズで最も強力なカードで、秘策ギミックを一線級に押し上げた1枚。最速アップグレード発動(オオカミ4体)は全体除去に乏しいクラスではそのまま押し切られる絶望ムーブでした。ついにお別れです。
ロークデラー
影響するデッキ:スペルハンター
実際ハンターの呪文は優秀なものが多いのでミニオンなしでも成立しちゃったんですね。実装前、誰がスペハンが環境入りすると思っていたでしょうか。私は「ネタデッキとしては面白いんじゃない?(キリッ)」とか思ってましたごめんなさい。
キャスリーナ・ウィンターウィスプ
影響するデッキ:断末魔ハンター
断末魔ハンターのエースカード。突撃持ちの大型獣ミニオンをガンガン招集してバーストダメージで決める断末魔ハンターは、スタンダードからはおさらばになりそうですね。
メイジ編
大魔境ウンゴロ
ウェイゲートの開門
影響するデッキ:クエストメイジ
マンモス年ではコントロールキラーとして環境に居座りました。ワタリガラス年ではクエスト達成パーツが落ちたので鳴りを潜めましたね。
始原の秘紋
影響するデッキ:メイジ全般
状況に合わせて呪文をデッキ外から持ってくる万能呪文。多くのメイジに採用されたこのカードもついにスタン落ち。
魔法学者
影響するデッキ:テンポメイジ
秘策を搭載したテンポメイジを根幹から支えてきたカードがついにスタン落ちです。初期から長らく、少しずつ形を変えながらスタンダードに居続けたテンポメイジは果たしてどうなるのでしょうか。
メテオ
影響するデッキ:コントロールメイジ
大型の除去と範囲除去を兼ね備えた大型呪文。全体除去が優秀なメイジの呪文の中でも珍しく単体除去として活躍しました。
凍てつく玉座の騎士団
凍血の魔王妃ジェイナ
影響するデッキ:コントロールメイジ
コントロールメイジのフィニッシャーとして活躍したエースカードがついにスタン落ち。長期戦に滅法強いカードでした。
シンドラゴサ
影響するデッキ:コントロールメイジ
DKジェイナのヒロパでトークンを割ってエレメンタルを生成するのがメインの使われ方でした。強いレジェンド引ければラッキー♪ティランタス♪
コボルトと秘宝の迷宮
魔力加工師
影響するデッキ:コントロールメイジ
回復手段に乏しかったメイジに実質的な回復手段が追加され、コントロール性能が上がりました。結構鬱陶しい。
爆発のルーン
影響するデッキ:テンポメイジ
テンポメイジの火力を底上げした強力な秘策。鏡の住民と組み合わせると実質的なミニオン奪取になったり?メイジ好きとしては寂しいですが、そうでない人からすればやっとスタン落ちかといったくらいの強カードでした。
ドラゴンの憤怒
影響するデッキ:コントロールメイジ
標準的な構築のコントロールメイジでは最低でも4ダメージを確保することができたコスパの良い全体除去。これも割と強カードでしたね。
ドラゴンコーラー・アランナ
影響するデッキ:コントロールメイジ
コントロールメイジのフィニッシャーとして活躍しました。このカードは割と良調整だったんじゃないかなと思います。
アルネス
影響するデッキ:テンポメイジ
テンポメイジの最終兵器。序盤を凌いでもアルネスを着けてからが本番と言わんばかりのバ火力を叩き込んでくる。ファイボ!ファイボ!フロボ!フロボ!
今回はここまで!いや~、コボルトのカードパワー高すぎだわ!!!!!!次回も間違いなくこんな感じになると思います。次回はパラディン、プリースト、ローグをお届けします。