うにたこの深海日記

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ひまつぶしの場所に深海はいかが?好きなものを垂れ流すブログ。あなたの好きといくつ繋がれるかな?

【ネタバレ注意】ブルアカ エデン条約編3章24話(をクリアしようと頑張ってる)ところまでの感想

 ブルーアーカイブ?知ってる知ってる!エッチなバニーガールで戦えるゲームでしょ?あと、ユウカってキャラの太ももが太いんでしょ?なんて軽い気持ちで2周年のタイミングから始めた新米プレイヤーでしたが、メインストーリーのあまりの出来の良さに衝撃を受け、そしてタイトルの通りエデン条約編3章24話で足踏みしている状況ですので、まずはここまでの感想を吐き出しておこうと思った次第です。(先輩先生の皆様におかれましては、なぜここで足踏みしているのかはお察しいただけるかと思います笑)

 掲題の通りネタバレを含む記事となりますので、ご注意願います。

 

 さて、まずはここまでのストーリーの大まかな感想です。公式の謳い文句である「透き通った世界観で送る学園RPG」これ自体に偽りはないです。しかし、これだけではよくある青春モノなんですけど、私が特に面白いなと思ったのが、この透き通る青春に対して人間の残酷な部分を真正面からぶつけにいっている部分です。

 現時点で公開されているメインストーリーのうち、アビドス編、ミレニアム編、エデン条約編(の途中まで)を見ましたが、いずれも生徒たちの輝かしい青春が一度打ち砕かれます。アビドス編では真実を知らないまま大人の謀略に利用される対策委員会、ミレニアム編はすれ違う正義のぶつかり合い、エデン条約編では疑心暗鬼の負のループ。それらはすべて誰もが持ちうる負の部分、現実に起こりうるものであり、どこまでも綺麗な世界を描ける青春フィクションの中にぶちこんできている訳です。

 しかし、「その手の作品はまぁよくあるんじゃないの?」という考えも理解できます。私が思うにブルアカの独自性は、ゲームである事を活かした没入感にあるのではないでしょうか。ブルアカではプレイヤーは「先生」という立場でストーリーに参加します。この世界においては学校が莫大な権力を持ち、その権力の運営は学生が取り仕切っています。いうなればブルアカの世界は、学校という国が集合してキヴォトスという大きな連邦を形成している、という事になります。というか、「連邦生徒会」という中央組織があるのはつまりそういう事ですもんね。また、学習については教員を必要としないとの事で、キヴォトスでは表舞台に大人が立つことがほとんどないようです。つまり、自分の分身としての「先生」という役割がより鮮明に際立っているのです。そして、先生については容姿の特徴が公開されていない(SNSでよく見るアロナ作の似顔絵はありますが)一方で、一定のパーソナリティはゲーム内で分かるようになっています。(色々とだらしなかったり、躊躇なく生徒に土下座&足舐めしたり、比較的ダメ人間)これによってゲームによくあるプレイヤーをゲーム側に投影するパターンではなく、ゲーム側の役割をプレイヤー自身に投影させることに成功しています。これがブルアカにおける没入感の正体なのかもしれません。もっと言えば、銃弾を撃たれてもある程度の怪我で済む生徒に対して、先生は我々のように一発で致命傷たりえる部分もよくできた設定ですね。

 このようにして「先生」となった我々は、この世界における不条理に対し強い「共感」を得ることができます。勝手な印象ですが、このゲームは成人以上のプレイヤーが多いように感じています。ともなれば、世の中の悪意と不条理はある程度理解しているはずです。ゆえに、この世界現実の辛いところをあの世界キヴォトスでもしっかりと感じ取ることができます。だからこそ、どこかでどうにもならないと諦めていたものに抗っていくストーリーがたとえよくあるサクセスストーリーだとしても体験として強く残るのではないでしょうか。

 毎日に心躍らせていたあの頃はもう戻らないけど、大人になったからこそ分かった物も多いよね。だからブルーストーリーでもなく、ブルーテイルズでもなく、ブルー「アーカイブ」なんですね。

 

 はい、なんか上手いこと言った風の雰囲気ですがここからは個人の趣向駄々洩れ、各編ごとの感想タイムに移ります。

 具体的なネタバレありなのでもっと要注意!!!!!

 

・アビドス編

 私がキヴォトスに着任する前から、某YouTubeの広告で水着ノノミの広告が流れていたのでキャラだけは知ってました。「でっっっっ!!!!!」くらいの印象ではありましたが、実際にストーリーをやってからは本当にノノミが対策委員会のバランスを保っているなと感じましたね。押し引きのバランスがいいんだろうな。でも先生に対してはちょっと押しすぎなような気も…(膝枕のところ)。今ではノノミに対する印象は「おっとりしているようで、意外と俯瞰で物を考えられる子なんだな」と「でっっっっ!!!!!」です。なんなら水着より制服のほうが叡智かもしれん。ノノミASMR、買います。

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 対策委員会の面々は本当に人間味があって好きです。特にシロコの代名詞(?)たる銀行強盗後、奪うつもりはなかったけど結果的に手に入った大金をどうするかのやり取りは個人的に好きです。他の子よりも色々と経験している自称おじさん(ホシノ)が「このやり方に慣れると、また手を染める。だからこのお金は持ち帰るべきじゃない(要約)」って言ったときには大したもんだなーって思いました。セリカもノノミも、学校が大好きだからこそ、そしてそれらが自分たちを苦しめる闇金から奪ったものだからこそ使うべきだと言った訳で、そこには悪意はなかったはず。だからこそ、いつか「悪意なき犯罪」を正当化してしまわないよう、おじさんは強く反対したわけだね。おじさん、一体過去にどれほどの経験をしたのか。

 そして、対策委員会と便利屋の共闘も熱かったですね~。かつての敵と共闘する展開、嫌いな者おる?王道だからいいんだよ。ポンコツアルちゃん、ほんますこ。個人的には戦闘モードのムツキの顔が大変好きです。「ぶっころすしかないよね!!!」のところは「おっほ、好物^^wwww」って感じでした。

 そしてなんといっても、先生vs黒服の大人の戦いですね。直接的な戦闘はないものの、だからこそ人間の黒い部分で戦うのはまさに大人って感じ。そして先生の最終兵器がまさかの「大人のカード」。これはいわゆるクレカ(もしくはプリペイドカード)なのでしょうか。黒服が生を対価に得る力って言ってたけど、それって「時間(労働)」を対価に得た「お金」を力に変えてるってこと?先生って、もしやこちら側の世界の力で干渉できる存在なのか?キヴォトスの外って…。

 そして最後におじさんを助け出して、笑顔で「おかえり」と「ただいま」。そうそう、こういうのでいいんだよ(涙腺崩壊)。あと、いちいちBGMがいいのがまたずりぃわ。対策委員会、大好きやぁ…。

 

・ミレニアム編

 モモミドてぇてぇわ。この話の好きなところ、というかゲーム開発部の好きなところは、開発部が誰かの居場所である事を最後まで守り続けたところですね。モモミドはユズの帰る場所として、そしてアリスの居場所としてのゲーム開発部を本当に大切にしていて、しっかり一本の信念を持っているところに大人でもなかなかできないよなと感心したところ。

 そしてユウカの存在も好きなんだよな~。ゲーム開発部のピンチを告げに何度もやってくるんだけど、なんだかんだ開発部が存続できるようギリギリのラインを取り計らってくれる人情がその太ももと同じくらい隠しきれてない。それでいて先生に「かわいくないとこ見られちゃいましたね。」はもう反則です。ユウカASMR、買います。

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 ミレニアム編で辛かったのはリオの暴走でしたね。結局リオが敵視される展開になってしまいましたが、リオもキヴォトスを、みんなを守りたかったことに変わりはないんですよ。ただ、人よりも論理的思考力に優れ、人よりも俯瞰の視点で考えることができてしまったが故に、なまじ一人で行動できてしまった。たった一人で要塞都市を完成させてしまった。たった一人誰かに相談していれば防げた衝突を、リオだったからこそ防ぐことができなかった。

 リオは手段こそ間違えました。だが、その根底にあるものは悪だったのだろうか。私の答えは「NO」。ミレニアム一同の正義はアリスもキヴォトスも救う事にあった。リオの正義はすべてを失うくらいならアリスを犠牲にその他すべてを救う罪を背負うことにあった。これは異なる正義のぶつかり合い。そこに間違いはあっても悪はなかった。だからこそ、都市システムが乗っ取られたとき、真っ先に自らを犠牲にすべてを消し去ろうとしたんですね。辛いよね、私も辛かった。願わくば、リオがその孤独から救われてくれていることを願うばかり。あと、ごめんけど、アバンギャルド君はダサかったよ。

 

・エデン条約編

 長年の確執を経て和平条約を結ぶところまで漕ぎ着けたゲヘナとトリニティ。それを巡り様々な勢力が暗躍。疑心は疑心を呼び、やがて破滅を呼ぶ物語。いやぁ、ぶっちぎりで心が抉られた。とにかく、補習授業部が主軸で本当によかった。じゃなきゃ精神が持たない。

 補習授業部は皆それぞれが自身のありかたに疑問を持っていました。特筆すべきものがない平凡さに悩むヒフミ、秀才故にその人格ではなく能力を見られ続ける孤独を憂いたハナコ、理想と現実のギャップに苦しみ続けたコハル、重く暗い過去に追われ続けたアズサ。それぞれの苦しみは、お互いに同じ境地に立たされ乗り越えたからこそ、自分自身であることを受け入れることができた。まさに青春じゃないですか。

 個人的には「友達ごっこ」が完全にトラウマになったナギサ様がかわいそうだけど、ちょっと面白かったです。あのハナコを以てしても「やりすぎた」と言うくらいですからね。ヒフミの事、大好きなんやなぁ…。

 そして、凶弾に貫かれる先生…。一発で致命傷になるけど、戦局を圧倒的優位へ導く指揮官。いつか先生が狙われる展開が来るとは思っていましたが、本当に来ちゃいましたね。この時私はもう先生になりきっていたので、撃たれた時は「アカンwww死ぬンゴwww」なんて思っていたのですが、先生を巡って東奔西走する生徒たちを見て「こんな時に寝ていられんぞ…。」なんていつ目を覚ますのかハラハラしながら見ていました。そしてコハル、ミカをかばってくれてありがとうな…。

 そしてvsアリウス&聖徒会も大詰め。暖かな世界との決別を覚悟したアズサの元へ、意地でも連れ戻しにきたヒフミ。私たちの物語は、私たちが描くんだ。からの、タイトル回収…クライマックスにタイトル回収する展開が嫌いなオタクおりゅ?そして私が最も興奮したシーン。やはり対策委員会の登場でしょう。かつて対策委員会を救ったヒフミを、今度は対策委員会が助ける。泣いてええか?ただでさえ心がジェットコースターになってるこのエデン条約編で、大好きな対策委員会がめっちゃいいとこで登場やで?泣かせに来てんだろ。泣加瀬太郎だよこんなん、バイオリン弾くぞ。

 しかし、涙をぐっと堪え(切れずに)「宣言する。我々が新たなエデン条約機構だ。」うーん先生ワイ、いいとこでかっこよすぎンゴwwwなんj語まで使いこなす変態教師ともなればいよいよ救いがないですが、これにより戦局は大きく傾くことに。そしてようやく事態の収束が見えてきます。アリウスのみんな、ワイと一緒に暖かな世界を…と思いきや、大人の策略はまだ止まっていなかった!マエストロの差し金?によって目覚める異形の存在「ヒエロニムス」。災厄を止めるには間に合わなかったというのか。これが大人のやり方か。だが、大人のやり方には大人のやり方だ。「大人のカードを取り出す。」ついにそのベールを脱ぐ大人のカード。さあ、災厄を止めにいくぞ。

 さて、画面は切り替わり編成画面。メインストーリーがキャラ固定なので編成確認するだけなのですが、お?キャラがいないぞ?編成ボタンぽち。ん?私が所有しているキャラが選べる…。つまり…「そういうこと」か!こちらも理の外で戦うという事だね!いいだろう、まぁレベル上げそっちのけでストーリーばっか読んでたけど補正かかるでしょ、大丈夫でしょ。

 

 

 

 

 

 30秒持ちませんでした。

 

 

 

 

 え???????????

 

 

 え??????????????????????

 

 

 

 これぇ

 

 

 

 普通にレベル上げないとだめなヤツじゃん!!!

 

 

 

 

 

結論:レベル上げ頑張りまーーーーーーーーーーーーーす!!!!!!!